3.11
2011年4月24日(日)私は石巻市に居た。目を閉じるとあの匂いと風が蘇る、石巻スタジアムに向かう途中ぼんやりと景色を見ていると80歳ぐらいのおばあさんが私たちに手を合わせてお辞儀をしていた「あぁ…この人も被災したんだ…」グッと胸が締め付けられた、私は軽く頭を下げると復興作業への闘志が湧いた。女川町で子供の御遺体が見つかった私たちは現場に駆け付けた。皆合掌して泣いている、私も涙が溢れた潮風が頬に冷たく感じた。地獄の中に桜の木が在った。妖艶で血液すら感じる堂々とした桜だ、全てを失った街に一本、エンジェルラダーの様に輝いていた。
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