驟雨(しゅうう)

今日は雨、ゴールデンウイークの初日に雨かと苦笑する。

バチバチと雨が窓に叩きつけられる、誰にも天気は変える事は出来ない。


水の循環…命の循環。 


1945年(昭和20年)8月6日 8時15分、同9日11時02分原爆が投下された。

直後「黒い雨」が降る。

衣服が焼け爛れた人達は渇いた喉を潤す為に天に向かい雨を求め口を開いた。

雨が数粒口の中へ入る。

体内被曝が起こり、もがき苦しみ続け、瞳を閉じる事無く息絶えた。

生き残った者も「歩み寄る死の恐怖」と戦いながら1日1日を生き抜いた。

75年草木も生えないと言われた大地に新緑の芽が生えた、焦土に倒れた人たちの血と涙が奇跡を起こした。


ニュースを見ていると、被団協等の代表の方達がシンポジウム(NPT)を開催ていたその中で、アメリカの参加者がこう質問した。

「アメリカ人を憎んでますか…」と。

「…。」

1歳で被爆した女性の方が答えた。

「…うちの母は…アメリカ人が悪いのでは無い、戦争が悪いのだと生前、言っておりました。」

アメリカの参加者は口を押さえ、絶句していた。


北の大地に雨が降り注ぎ作物がぐんと育つ季節になった、大地の恵みに感謝する。


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