祈り/煙の道しるべ

天候は晴れ、山には雲がかかっているが、時折山の麓に光が射す。


今日は、祖母の法事だ…あれから7年早いものだ。


花を買い御仏前に供える、線香の匂いも久しぶりだ。


近くに住むが、こうやって手を合わせる機会は少ない…。




親戚(Kおばさん)が到着し、話が弾む。

「ひさしぶりだね、元気だった?」変わらぬ声に安心する。



大住職が到着...と思いきや...車で逆戻り「忘れ物か?」



11:00時、大住職再び到着、「申し訳ない、玄関に準備していたのに忘れ物をした。」

午前中に葬儀が在り…バタついていた様だ、苦笑しながら袈裟を纏う。



大住職は、何時もの様に世間話をして、恭しく経典を仏前に置く...そして読経に入った…おりんが響く、「大住職も、歳をとったな…」後ろ姿を見つめる。



静寂の中、線香の煙の行方を目で追う、遺影の祖母がこちらを見る。

「ばあちゃん、煙はそこまで届いたかい?」と深く手を合わせる。










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