無限∞に続く荒地

 【私は夢の中】

第2章


暗い道を歩いていた、辺りに灯りは見えず足元の白い所だけがかろうじて見える


「何処に続いてるのだろうか…」道なりにしか進みようがない


「ガタガタン___ガタガタン___」時折...遠くで汽車の音がする


もう、どれぐらい歩いただろう...灯りが一つ見える


私は、駅裏に着いた


駅裏は、背丈ほどある葦(よし)や薄(すすき)でぼうぼうだ


「ガサッ___ガサッ___」掻きわけて、駅へと向かう、草に跳ね返されそうになる


こ線橋の入り口を見つけ、ホームへ行く


「→東京」のプラットフォームに立つ


ディーゼル音が響き、ドアが開いている汽車の中はまばゆい光で目がくらむ


汽車が加速していき、踏切の音と、線路を蹴る音だけが夜の中を走る


鈍行列車なのに何処の駅にも停車しない


「本当に東京までこの汽車は走るのか?」


切符を買っていない事に気づき、車掌と目を合わせない様にする


他に乗客が居ないので、車掌は私をじっと見ている


しばらくして、「東京」の文字が見えた


車掌の姿は無く、私はホームに降りた


唖然とした


暗闇の中、一面が草っぱらで背丈あるほどの草でぼうぼうだった


私は振り返り、ホームの「東京」の文字をもう一度確認した


第2章(END)





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