草が詠う

 草が詠う


「風が吹けば、吹かれれば良い」


「雨が降れば、雨に濡れれば良い」


タンポポの綿毛は天高くどこまでも飛んで行く、そして子孫を増やす


葉のしずくは大河となり海へ帰って行く


先祖が耕したこの土地で育ち、そして土に返る


それで良い、それで良い。



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