In the mirror(鏡の中の少年)

 【私は夢の中】

第3章(最終夢)


木造校舎の窓から「赤い月」が廊下を照らす


時々、雲がかかり辺りが真っ暗になる


私は、廊下をただ進む


「ギシっ___ギシっ___」


辺りが真っ暗になり、足を止める


…背中に気配を感じる、私は思い切って振り返った


月明りが戻って来る...。


薄っすら人影が見える、立つ姿は、微動だにしない


やがてその人物が見覚えが在ることに気づく___しかし歯に物が詰まった様に思い出せない


そして何かを話し始めた


「…東京はどっちですか?」そう聞こえた


私は「君は、東京に行くのか?」と尋ねた


月明りに少年の顔が浮かび上がる…そしてまた、闇が来る


「やめた方がいい、東京は草で『ぼうぼう』だった」


「いいえ、それは駅裏で東京ではありません…。」


私は叫んだ「君に東京の何が分かると言うのだ!!」


興奮して、少年を捕まえようとして手を突き出すと、大きな鏡だった


「ガシャン!!__キラキラキラ__」鏡は粉々に砕け散った


第3章(最終夢)END





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