”いとこ”との湯舟の思い出

 私の”いとこ”に”三姉妹”が居る…。


長女は私と同級生で、役場の人と結婚して今では保育所に通う孫が居る。


次女は独身…最近癌が見つかり治療中だ


三女は、学校の先生と結婚したが子供は作らなかった…今は看護師をしている


+++


私が幼い時、この”三姉妹”とお風呂に一緒に入った事がある


此処の家のおばさんが私を凄く可愛がってくれていて、私もおばさんが大好きだった


無論”三姉妹”とも仲が良かった


ある日、おばさんの家に母と遊びに行った時に私だけが泊まる事と成った


おばさんの家では、子供はまとめて風呂に入るルールらしく…


私も一緒に入る事と成った。


夕食が終わり…おばさんに風呂に入る事を進められた…。


しかし、私は恥ずかしくて「どうしようかな…」と生返事をするばかりだった


すると…長女が「一緒に入ろう!」と誘ってくれた


私は、長女に言われるがまま…脱衣所に付いて行った


三姉妹は、あっと言う間に準備を済ませ…風呂へと入って行く


私は、モジモジしながら…後から入って行った


+++


湯煙の中狭い浴槽に、三人が入っていた…


私の入る隙間が無く…更にモジモジしていたら…次女と三女が上がった


長女が私の入る湯舟の分を空けてくれ、並んで入る


肌がぶつかると、その柔らかさにビックリした…


次女と三女が洗い場でおもちゃで遊び始めた…それを見ていた長女も上がり遊び始めた


私も、お湯で暑くなり…一緒に遊ぶ事と成った


何時しか…照れくささも忘れ遊びに興じた。


そして…私が湯舟に又入ろうと立ち上がった時に…


幼い三女が、私を”おもちゃ”で突っつきはじめた


それを見ていた長女が、物凄い勢いでおもちゃを取り上げ


「そんな事したらだめ!」…って、𠮟りつけた


すると三女は泣き出し…風呂場におばさんがすっ飛んで来た…


それから___皆風呂から上がり…


何事も無かった様に、おばさんが準備してくれた”カルピス”を4人で飲んだ


雨上がりの庭…皆で花火をした…



+++



買い物に行くと久々に長女に会った…”風呂”の話はすることは無いが…きっと彼女も「甘酸っぱい」思い出は私と同じように心の何処かに在ると思う…


「久しぶり!元気だった?」…卒ない挨拶を交わしお辞儀をする


笑顔の目は…未だにあの頃と変わらない_あの時代に戻った気がして少し目が泳いだ。





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