隠れて舐めたウイスキー
私が子供の頃…
お盆には、祖父の兄弟、父の兄弟、母の父と妹夫婦が実家に来る
座敷には…ズラリと”盆提灯”が並ぶ…
沢山の親戚がやってきて…夜とも成ると大宴会が始まる。
小遣いも沢山貰えて…一年で一番嬉しい時期だった
酒の買い置きも凄い量で…ビール、日本酒、ウイスキー、焼酎など…居酒屋に負けないぐらいの量を買い込む
それを、祖母一人で自転車に付けて運ぶのだから、今更祖母の凄さが分かる
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客人がそれぞれ帰って行く…遠い所で札幌の親戚も居る…。
とうとう…客人は誰も居なくなった
静かな日常が戻って来る
祖母は何事も無かったかの様に…”お客用食器”を片付け始める…。
今年もお盆が終わった。
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階段下の倉庫に…宴会の余り物の”酒”が置いてある…其処はいつも常温保存食料品を仕舞う場所である…
私は、そこで…いたずら半分でウイスキーを舐めた…
口の中に広がる大人の刺激…
喉から食道へ落ちて行く火の様な塊…
数日前の大宴会で…親戚の叔父さんが”日本酒”をくれた時に味をしめ
今度は、ウイスキーを試して見たくなり…舐めた。
それから…毎日…キャップに半分づつ、親の目を盗んで飲む様に成った
ある日…
母親にばれた…あまりにも減っているので…私が犯人だと勘ぐった
父と祖母は酒は飲まない、祖父は日本酒か焼酎しか飲まない…
「あんたウイスキー飲んだでしょ!」
その一言で…動揺して…飲んでた事がバレた…
そのウイスキーは、飲まない父の部屋で保管される事と成った…
そんなに怒られる事も無く…私の”ウイスキーテイスティング”は幕を下ろした…。
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今、晩酌ではウイスキーは欠かせない存在だ…
ハイボール、ロック、水割り…必ず1日1杯は飲む…
口に含むと、隠れて飲んだ記憶が蘇る。
灯

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