学校のプールと友人の影
夏休み人気の無いプール…
昔、小学校にプールが在った…今ではもう無い
夏休みの間は、一般にも開放をしていた
とある夏、不審者がプールを盗撮していたのが事件に成り、閉鎖と成った…
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私は、小学生の時全く泳げなかった…正直泳げるようになったのは社会人になってからである。
泳ぐどころか、水に顔を浸けることすら出来なかった
風呂で頭を洗う時も…洗面器にお湯をいれ其処に頭を突っ込んで洗ったものだった…。
そんな私が…小学生の高学年になり、プールに通い出した…
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夏休みのある日友達からプールに誘われた…
私は、正直に全く泳げない事を伝えた
すると友人は「俺が教えてやるよ…!」と、言いその日から毎日プールに通った
まずは…プールに入り顔を浸ける練習から始めた
そして、バタ足…。
友人は根気よく私の手を握り…教えてくれた…
その甲斐在って…ビート板で泳げるまでになった
友達が「凄い上達したな!」と褒めてくれ私は凄く嬉しかった
その横を、友人が華麗なクロールで泳ぎ去る…
「よし!俺も何時かは…こんな風に…。」
プールの帰り道…友人が焼石(太陽の熱で熱くなった石)を耳に当てると耳に入った水が出てくる事を教えてくれた…。
帰り道、2人で耳に石を押し当て帰った、楽しくて…何処までも空が青かった。
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中学生に成った…
その友達は、違う中学校へ進学した…
夏休み…
一般開放の時間帯に…プールに泳ぎに行く…
誰も居ないプールに私が一人…
泳ぐ気にも成らなく…只、プカプカと浮いていた…。
夕方…プール終了の放送が入る…
更衣室に入り一人で着替えをする…
友達とふざけて着替えた思い出が蘇り…ふと寂しくなる…。
もうすぐ夕焼けに染まる太陽を見ながら石を耳に当てて家に帰る…
それから…プールへの足は次第に鈍って行った…
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社会人に成り、後輩にプールに誘われた…
そんなに泳げない事を伝えると
「教えてあげますよ!」と言われ
一緒に行く事と成った…
後輩曰く「息継ぎの最初は水を飲みこんでしまいますよ…僕も偶に飲み込む事も在ります。」
その言葉で、人生初の25mをクロールで泳ぎ切る事が出来た…。
私の場合、技術より水への怖さが泳ぎにブレーキを掛けていたのかもしれない。
プールから上がると後輩が「泳げるじゃないですか!」とびっくりした顔で言う
「そうか?」と照れ隠しをする私は…小学生の友人に「ありがとう」と心でつぶやいた。

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