新米を食べる時に
手作り弁当をレンジでチンする
新米の良い香りが漂う…
この季節の一番のごちそうだ
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子供の頃、新米の蒸気が上がると、何時も炊飯器の前に座っていた
香しい甘い香り…新米の季節だけに限られた特別な匂い
「早く炊けないかな?」
お腹を空かせて…この日ばかりは待つ
家族にとっても特別な日だ、自宅で収穫した米を炊いて食べる
皆、どことなくにやけている気がした
父が仕事から上がり、風呂に入る…私も便乗して一緒に入る
「今夜は新米だね…」___「あぁ…そうだな」
父もどこか嬉しそうだ
風呂から上がると新米が炊きあがっている…
私は、髪の毛も濡れたまま、新米の味見をしようとする…が…。
「まだ食べたらだめだよ!仏さんに上げていないから!」
母の激が飛ぶ
私は、パジャマに着替え
仏さんの器に新米ごはんを盛る…良い匂い…
もうよだれで口が一杯だ
リンを叩いて、線香を上げる…
「早く食べたい…」そればかり考える
この日は、皆、仏さんをお参りする
多分、新米が出来た事の報告だろうか?
待ちに待った、ゆうげが始まる
新米を黙々と食べる…
5合炊いた釜がほぼ空に成る…
「あぁ…腹いっぱい!」
おかずは、昨日の余り物だが…新米と食べればご馳走になる
家族で食べる新米…本当に幸せだった
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弁当のごはんを一口噛みしめる
「あぁ…あの時と同じ味だ…」
今しみじみと思うのが…家族が苦労して作った米を食べる事の贅沢だ…
無論、私もスーパーで米を買う
が、私は米を作る苦労と手間を知っている
5Kg入り米袋の向こうに米農家の人達の汗が見える
この米を作った人も、家族で新米を味わってるに違いない
レジで会計をする米袋の重さが…家族の重さに感じてならない。
灯

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